ヘアドネーションという言葉、聞いたことありますか?
ロングヘアだった女優さんが急にばっさりショートヘアになったと思ったら、髪を寄付したらしいと話題になったりしています。
ヘアドネーションというのは、髪を寄付することです。
日本ではまだあまりなじみがありませんが、誰にでもできるということで海外ではポピュラーなボランティアのひとつです。
ヘアドネーションはどこでできる?条件は?
日本ではジャーダックというNPO法人が最初に設立されました。
最近はこの活動に賛同する美容院も増えてきて、切った髪をまとめて団体に送ってくれたり、送るときに髪がバラバラにならないように束ねて髪を切る工夫をしてくれたりします。
ヘアドネーションするには、難しい条件はありません。
受け付ける団体によりますが、ウイッグとして使用するには最低31センチ以上の長さが必要です。
これは3年間くらい伸ばす期間が必要です。
15センチ以上から寄付できる団体もありますが、やはり長い髪のほうが不足していますので、ばっさり切ってもいいよという人はできるだけ長めに寄付をしてあげてください。
ヘアドネーションはどんな髪質がいいの?決まりはある?
寄付する髪質は白髪交じりでも、くせっ毛でも、パーマをかけていても、ブリーチしていても大丈夫です。
櫛を通すと切れてしまうようなひどいダメージヘアでない限り、受け付けてくれます。
ウィッグにする前に一旦毛髪をトリートメントなどで均一に加工をするためです。
もちろん年齢、性別も問いません。
比重が足りなくて献血を断られても、投薬中でも寄付することができるのと同じですね。
髪の毛を送るときに同封するヘアドナーシートに毛髪の状態を記入するところがありますので、こちらにカラーやパーマの有無を書きます。
また、気をつけないといけないのは整髪料が付いていないことと完全に乾いていることです。
一般の美容院で髪を切ってもらうときは濡らして切ることが多いので、ちゃんとヘアドネーションしたい旨を伝えて結んでから切ってもらう必要があります。
ドネーション用にカットしてもらえるか事前に確認しておくと良いでしょう。
こう見てみると、ヘアドネーションをするには難しいことはなさそうです。
必要なのは、3年間髪の毛を伸ばす忍耐力くらいでしょうか?
たったこれだけで人助けができると思うと、がんばろうと思えます。
私は、まだかなり伸ばす必要がありますが、チャレンジしてみます。