ヘアドネーションする人が急増中！
最近新聞や雑誌、ネットにも出てきているヘアドネーションという言葉をご存知でしょうか。
ヘアドネーションとは事故による怪我、脱毛症やガンなどの病気、その治療で毛髪が抜けている18歳以下の子どもたちのために髪の毛を無償で送り、それで医療用のウィッグを作ってもらう活動です。
病気や治療で辛い思いをしている子どもたちにとって、髪の毛が抜けてしまうというのはとてもショックな事ですし、精神的に落ち込んでしまうことでしょう。
子どもたちは成長していくので頭の大きさも変わりますし、ウィッグも成長に応じて変えていかなければなりません。
当然ひとりひとり頭の形が違うのでオーダーメイドになって、最初からウィッグを作ると大変高価なものになってしまいます。
また人工毛ではやはり不自然で、すぐにウィッグと言う事がわかってしまうため、人間の毛髪を必要としています。
ヘアドネーション、どのくらいの長さが必要？
ヘアドネーションを行っているジャーダックですと、髪の長さは31cm以上という条件があります。
そこまでは伸ばせない、途中で切りたくなってしまった。。。
そんな時は、もう一つの団体「つな髪」という団体では、髪の長さ15cmでもOKとなっています。
www.organic-cotton-wig-assoc.jp
そんなに短くてもいいの？って思いますが、15cmでも部分用のウィッグや、髪の毛の付いたキャップウィッグを作る事ができるから短くてもいいのです。
ヘアドネーションにはパーマやカラーはNG？その条件とは？
送る髪の毛はパーマやヘアカラー、白髪、ブリーチをしていても、送り先できれいに処置をするので大丈夫です。
複数をゴムで束ねたまま切った髪を送ります。
またカビを防ぐために完全に乾いた状態で、他の人の髪と混ざらないようにして送ります。
ヘアドネーション賛同美容院で切ってもらえば、そのまま美容院から団体に送ってもらえるので安心です。
31cmで医療用のウィッグを作るには20人～30人分が必要と言われています。
31cmの長さまで待つのは時間が掛かりますし、自分の髪の毛を切るタイミングも、「今、髪を切ってしまいたい」という気持ちの問題もありますよね。
15cmでも20cmでも十分髪の毛は役に立ちますので、ヘアドネーションは誰にでも気負わずに社会貢献できる活動ではないでしょうか。
そして、ウィッグによって病気や怪我で傷ついている子どもたちが、少しでも元気に前向きになってほしいですね。
