ヘアドネーション、自分で髪の毛を切る前に
ヘアドネーションを自分で行うときには、送付先団体の方で処理がしやすいように切り方の手順が定められています。
ヘアドネーションをする際の髪の毛の長さは31cm以上を原則とします。
実際はそれより短くて(15cm以上)も構わないのですが、できあがったかつらはショートヘアに限られるなど制限ができてしまいます。
髪の毛自体は健康でしっかりした状態でさえあれば、白髪が交じっていても、逆に染めていても、パーマをかけてあってもかまいません。
ヘアドネーション用の髪の毛の切り方
髪の毛を切る際には乾いたままで行います。
事前にきれいに洗っておく必要はありません。
送付されたNPO団体の方でトリートメントなどの処理をするからです。
もし洗髪をした場合には、完全に乾かしてから切るようにしましょう。
髪の毛が湿ったままで送ってしまうとカビが生えたりすることがあるからです。
髪の毛を切る際には、
①まず髪の量に応じて3つから5つのブロックに分けて、輪ゴムでしっかり留めてください。
② そして、輪ゴムで留めた箇所の1cmから2cmぐらい上の箇所をはさみでカットします。
③できた髪の毛の束は、さらにひとつに輪ゴムでまとめます。
送付中に髪の毛の束がバラバラになったら使えなくなってしまいますので、しっかりとまとめるように注意しましょう。
また友達同士で髪の毛をカットしあった場合は、ひとつの束の中に他の人の髪の毛が混ざることのないように気を付ける必要があります。
ひとつで一人分の髪の毛の束ができたら、梱包して送る準備をします。
ヘアドネーションへ髪の毛の送り方
梱包は簡単なもので構いません。
一人分ごとに紙やラップで包んだり、袋に入れて送る必要もありません。
適当な大きさの箱や大きな封筒の中に髪の毛の束をそのまま入れて送ればOKです。
送る際には名前、住所、電話番号、メールアドレス、そして認定証の送付を希望するか否かを記入したメモ(ドナーシート)を必ず同封します。
後はNPO団体に送るだけです。
送ったもののが無事届いたかどうかの追跡が可能なので、郵便局のレターパックや宅配便を利用してみてはどうでしょうか。