私は30代の女性です。
私がヘアドネーションをしたきっかけ
地元の地域雑誌で、美容師さんのインタビュー記事を読みました。
その方の子供さんが小児がんで、治療のためにヘアードネーションでかつらをつくってもらったので、ご自身の美容室でもヘアードネーションカットを行うようになったという記事でした。
医療用ウィッグはとても高価で、子供は成長するので、サイズ調節可能のウィッグを作らなければならないので、価格が高くなるため、寄付してくれると助かると書いてあり、その記事が印象的で、頭のどこかに残っていました。
数年後、自分が皮膚の難病になり、体調が悪いのでなかなか美容室にいけなかったことと、ヘアカラーやパーマは自粛していたので、胸下20センチほどのロングヘアーになりました。
普段から皮膚科にお世話になっているし、きれいな髪でしたので、間接的に医療関係に貢献したいという思いから、ヘアードネーションをしようと思いました。
ヘアドネーションは、賛同美容院でなくてもできる。相談してみては?
私は、ヘアードネーションの賛同美容院ではありませんでしたが、行きつけの美容師さんに相談して、インターネットで検索した切り方を印刷して持っていき、切ってもらいました。
快く引き受けてくださりうれしかったです。
5つほどに輪ゴムで結んでからきってもらい、ショートボブにしてもらいました。
記念撮影もしてくださり、ちょっとした断髪式のようでした。
切ってもらった髪の束を、さらにひとつに輪ゴムで束ねて、ヘアードネーションのNPO団体に送りました。
髪の毛の送付方法は、ホームページに記載があったので、指定通りにレターパックで送付しました。
過剰に包装するとカビがわくこともあるので、そのまま送るようにと書いてありました。
自分が難病になってしまったので、カラーリングやパーマをしていなかったので、とてもきれいな状態で伸ばせました。
ヘアドネーションにきれいな髪を送りたい!ケアすることで褒められる髪質に
どうせ切るなら、ヘアードネーションをしたいと思っていたので、一番足りないロングの32センチカットを目指しました。
胸下ロングでしたが、なるべくすかないで伸ばしてきたので、最後の半年ほどはシャンプーして乾かすことが面倒でした。
でも、この髪の毛が誰かの役にたつんだと思うと、ケアも丁寧になって、周りから髪質をほめられるようになりました。
一度カラーリングをすると、プリン状態になるので染め続けなければなりませんが、本来の黒髪のもつ美しさを味わうと、もう二度と髪をいためつけるようなことはしたくないと思いました。
ショートボブにして気分もすっきりして、新しい自分にチェンジできたような気がしてとてもいい気持ちになりました。