ヘアドネーションで子どもたちに医療用ウィッグを
髪を失った自分を想像したことがありますか?
小児がんでは治療の過程で髪が失われることがあります。
ほかにも無毛症や円形脱毛症などのように、髪が失われてしまう病気は意外なほど多いのです。
治療や病気で髪が失われたときの精神的ショックはとても大きく、学校に行けなくなってしまったり、ひきこもり状態になってしまったりする子も少なくありません。
このような子どもたちに医療用ウィッグを贈り、精神的なサポートを行うのがヘアドネーションの目的です。
ヘアドネーション、髪の毛の送り先はジャーダック
このヘアドネーションを通じて髪を寄付すれば、切った髪を病気と闘う子どもたちのための医療用ウィッグとして再利用することができます。
切ってしまえばゴミにしかならない髪が人の役に立てるなんてとても嬉しいことですよね。
送り先はヘアドネーション活動を行っている「ジャーダック」というNPO法人です。
ヘアドネーション、髪の毛の送り方やルール
ヘアドネーションの送り方にはいくつかのルールがあるので、関心のある方は寄付する前にチェックしておきましょう。
医療用ウィッグの作製には31cm以上の髪の長さが必要です。
ロングヘアウィッグの作製には50cm以上の髪が必要となるので、贈る髪はできるだけ長い方がベストです。
縮毛矯正やカラーリングなどが施されている髪でも利用できます。
もちろん31cmに満たない髪も有効に活用されるので心配ありません。
切った髪は切り口を輪ゴムなどで縛り、バラバラにならないようにして郵送しましょう。
グループでまとめて髪を送る際は、同一人物の髪にわけ、個別に郵送するようにします。
髪が濡れていると郵送中にカビが生えたりする原因となるので、カットする際に髪を濡らした場合は必ず乾燥させてから郵送しましょう。
ヘアドネーションは賛同美容院でするのがおススメ
美容院でカットした髪を贈る場合は、ヘアドネーションに賛同している美容院を利用するほうがいいみたいです。
一般的な美容院でカットした場合は、髪の引き渡しを拒否されることもあるようです。
自宅周辺にヘアドネーションに賛同している美容院が無い場合は、行きつけの美容院でカットする前に相談してみましょう。
髪の引き渡しができない場合でも、経緯を説明して自分で髪をカットすることを伝えておけば、あとからヘアースタイルを調整してもらうことができます。