皆さんはヘアドネーションをご存知でしょうか。
ヘア(髪の毛)、ドネーション(寄付)とある通り、髪の毛を寄付するボランティア活動です。
最近では芸能人でも髪の毛を寄付する方が増えてきているので、一度は耳にしたことがあるという人も多いかも知れません。
寄付された髪の毛は団体によって選別、加工された後に医療用のウィッグとなり、小児がんや無毛症等で髪の毛を失った18歳以下の子供たちや女性に送られます。
ヘアドネーションをするときの長さのきまり
ヘアドネーションとして髪の毛を寄付するにはいくつか条件があります。
それは
寄付する髪の毛が31cm以上あること
切り口をゴムで結んであること
乾いた状態で且つ引っ張ったらすぐ切れるような極端なダメージがないこと
です。
レイヤーや段で長さがバラバラの時は?
そこで自分の髪の毛を見てみて下さい。
前髪以外全て長さが揃っているでしょうか。
ヘアドネーションの為に髪を伸ばしている人であればある程度気を付けている人もいるかもしれませんが、大抵の人はレイヤーや段を入れていたりと長さがバラバラだと思います。
では、長さが違っていたら寄付出来ないの?
そう心配になった人もいるでしょう。
安心してください。
レイヤーや段が入っていても寄付は出来ます。
31cm以上の長い髪はフルウィッグとして使用されますが、もし、規定の長さに足りない場合、短いものは部分用ウィッグに使用されたり、転売してウィッグ制作の費用に充てられたりします。
ちゃんと使い道はあるのです。
また、ウィッグを作る過程できちんと選別されるので、切った髪の毛を自分で選別する必要もありません。
ただし、明らかに短い髪の毛が多かったり、規定を満たす髪の毛が少ししか無いというような場合は寄付できませんので注意してください。
あくまでも31cm以上の髪の毛に短いものが混じっていても問題ないということです。
とはいっても髪の毛は寄付したいからと言ってすぐ伸びるものでもないし、なかなか髪が伸ばせない状況の人もいるかと思います。
それを考えると誰にでもすぐに出来る簡単なものでもないのかもしれません。
しかし、ヘアドネーションという活動があること、病気や事故等で髪の毛を失ってしまった人がいるということを知っている。
それだけでも他に何か自分に出来ることを探すきっかけになれるかもしれません。