最近、ヘアドネーションが話題になっている
ヘアドーションというボランティア活動が近年注目を集めつつあります。
ヘアドネーションとは、その名の通り髪の寄付のことをいいます。
通常、髪の毛は美容室などでカットしてもらったり、自宅でカットした場合でもほとんどは廃棄することになりますが、使い道があります。
この切った髪の毛を医療用のウィッグとして生まれ変わらせるために寄付をすることがヘアドネーションです。
ヘアドネーションでどんな人を助けられる?
抗がん剤の治療や脱毛症・抜毛症などといった何らかの理由によって髪の毛が抜けたり生えなくなってしまう人は数多くいます。
その人々のために医療用のウィッグは必要不可欠です。
人工的に作った毛を使ったウィッグもありますが、人毛よりも重いという欠点があります。
また、ヘアドネーションでは、売られているウィッグのサイズでは合わない子どもたちのために、オーダーメイドのウィッグを作っています。
医療用ウィッグを一つ作るために2、30人ほどの髪の毛が必要となるのですが、寄付をする髪の毛にも条件があります。
特に多くの人々のハードルとなっている条件が髪の長さで、かつては31センチメートル以上でなければ使用できないこともありました。
現在では15センチメートル以上の長さがあれば寄付ができるようになりましたので、比較的取り組みやすくなっています。
どうしても髪の毛を伸ばせない!と言う人にもできる寄付金とその送り先
条件が緩和されたといっても切った後のヘアケアも考えて20センチメートル以上髪を伸ばすことはなかなか難しく、我慢できずに切ってしまう人も多くいます。
そのような人々でもヘアドネーションに参加する方法があって、そのひとつが寄付金を送るというものです。
当たり前ですがヘアドネーションの活動にもお金はかかり、ウィッグひとつに10~15万円ほどかかります。
この活動を手助けするために寄付金は非常に重要になります。
寄付先や募金先はさまざまあり、ひとつはヘアドネーションに賛同している美容室の募金箱、そしてヘアドネーションを行っている法人や団体あてに銀行振り込みをする方法などがおおよそ一般的になっています。
日本で主にヘアドネーションの活動をしている、ジャーダックの寄付金ページのリンクを載せておきますね。
このページから、500円からクレジットカードで簡単に寄付できます。
寄付金を銀行口座を利用して送った場合、領収書の発行を希望すれば送られて来ますので、しっかりと寄付されたかどうかの確認もすることができます。
寄付金や募金によるボランティアは、職場や学校などの規則により髪を伸ばすことができない人でも、誰でもできる方法としておすすめです。