髪の毛を寄付するというボランティア活動、ヘアドネーション
たくさんのボランティア活動がある中で、ヘアドネーションという活動があるのを知っていますか?
日本でも芸能人が参加していることで、少しずつ有名になってきています。
病気や治療などで髪の毛が抜けてしまった18歳以下の子ども達を対象に髪の毛、いわゆるウィッグを無償で提供するという活動です。
このヘアドネーションは団体にもよりますが、髪の毛を提供する上でいくつかの条件があります。
ヘアドネーションしてウィッグをつくるには31cmの髪の毛が必要、でも…
まず提供する最短の長さとして、JHDACという団体では31cm以上と決められています。
しかし31cmの長さというのは、計算上2年以上3年弱ほど髪の毛を伸ばし続けないと足りません。
寄付を考えていたのに長さが全然足りなかったり、ギリギリ足りないなど髪の毛の長さが基準に満たないことで諦めてしまう人もいるのではないでしょうか。
でも大丈夫です!
長さが31cmに達していなくても、団体によっては15cmから受け付けているところもあります。
提供する前にまず今どのくらいの長さがあって、既定の長さを切ったらどのくらいの長さになるのかという事を知っておく必要があるでしょう。
更に髪の毛をとかしたり引っ張っても毛が切れない、切る時と提出する時の髪の毛が完全に乾いているなどの条件もあります。
つまりカラーやブリーチ、白髪染めやパーマなどをしている髪の毛でも切れなければ寄付できるということです。
また国籍や性別も関係なく、長さとそれ以外の条件がクリアできていれば提供することができます。
1つのウィッグに必要なヘアドネーションの髪は20人分以上!
1つのウィッグを作るのには20~30人もの髪の毛が必要です。
ちょっと短いかな?なんていうあなたの髪の毛、すごく貴重なんじゃないでしょうか?また、人毛であれば費用も10万円以上とかかるとされています。
アクリルなどの人工毛であれば大量生産もでき値段もそれほどではありませんが、人工毛と比較すると見た目が全く違うのでいかにもウィッグを付けているということが分かってしまい、せっかく髪の毛があるのに気分が下がってしまいます。
また子どもと大人では頭の大きさも全然違うため、オーダーメイドで作成することが多く費用は更にかかります。
15cm以上髪の毛の長さがあれば、ヘアドネーションはできます!
まずは長さを図って、諦めずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。